どでかい暖簾が印象的な
『 天ぷら酒場 ててて天 』は、
2018年1月にサンモール一番町商店街に
オープンした。
元気で明るいスタッフと満席の店内は
活気があって気持ちがいい。
がりしめ鯖(430円)をつまみながら、
天ぷらが運ばれてくるのをゆっくり待つ。
がりの甘さとしめ鯖の酸味がベストマッチ。
揚がった順にどんどん天ぷらが運ばれてくる。
煮だし大根(220円)は、上にとろろ昆布がふわっと乗っている。
つゆのしみた大根とサクッとした衣の食感が良い。
おでんの良さを残しつつしっかり天ぷらに仕上がっている。
やみつきゲソてん(280円)はその名のとおり、もう箸が止まらない。
揚げたての天ぷらはサクッとした歯ざわり。
油のしつこさも無くあっさり軽め。だから何個でもイケてしまう。
煮アナゴ1本(730円)は何もつけずにそのままいただく。
まっすぐに揚がったアナゴは身がふっくら。
そして、紅ショウガ(150円)の天ぷら。
天ぷらだけに茶色ばかりになりそうなところに鮮やかな赤もまた新鮮だ。
シャキシャキの食感とピリ辛具合のパンチが効いた逸品。
いつもは脇役の紅ショウガもここではかなりの存在感だ。
食べたらハマること間違いなし!
続いていただくのは、若鶏てん(1個200円)。
熱々の旨い肉汁がじゅわ~と広がって肉の旨みを存分に味わえる。
唐揚げほど重くなくサクサク食べられる。
味玉天(180円)は外はカリッ、中の黄身はとろとろの火入れ加減が絶妙だ。
甘さがぎゅっと閉じ込められていて旨い。
タマゴ好きにはたまらない一品である。
他にも、メニューには、牛たんや数の子など変わり種の天ぷらがずらりと並ぶ。
いい意味で天ぷらの概念が覆された。
いつも食べているものも天ぷらになるとまた一味違った新食感で食べるのが楽しくなる。
そして、もはや天ぷらに出来ないものは無いような気さえする。
それほどに天ぷらは奥深い料理なのだと知った。