青葉区立町にある『鮨 よねくら』は、
今年で開店5年目の予約の取れない人気店。
高校卒業後、鮨屋や和食店で15年の修業を積んだ親方の米倉氏が握る寿司は
安くて旨いと評判だ。
より多くのお客様に喜んでいただきたいとの
想いから、価格は抑えめにと決めていたそう。
そのため、メニュー表には
安心価格が明記され心置きなく注文できる。
お通しは、フグの白子と卵豆腐ジュンサイ添え。
旬の食材がお通しで出るとテンションが高まり心が躍る。
ツルっとぷりっとした食感のジュンサイをすする。
玉子豆腐との相性がとても良い。
さっそく、盛り合わせから、桜(特上寿司12貫・3,000円)をいただくことに。
リズミカルに手際よく鮨を握る姿につい見惚れてしまう。
職人技を目の前で見られるカウンターはやはり特等席だ!
赤貝、あなご、うに、いくら、しめ鯖、こはだ、玉子、ボタンえび、
活ほっき貝、トロ、マコガレイ、金目鯛、しゃこえびと、贅沢なネタがズラリ。
眺めているだけでも幸せな気持ちになる。
ボタン海老のとろりとした甘み、金目鯛のしっとり濃厚な旨み、どれも最高だ。
特にトロは脂のノリが抜群で、口に入れた瞬間にとろけていく。
極上の旨さに頬がゆるみっぱなし。
どうやら女性にはシャリをやや小さめにして握っているようで、
その細やかな心配りに感激。
桐(上寿司9貫・巻物)2,500円は、トロ、うに、いくらなど特上に引けを取らない豪華さ。
大好きなすじこ巻きから勢い良く頂く。
他にも、梅(おまかせにぎり7貫)2,000円があり、よりリーズナブルに本格握りが楽しめるのが嬉しい。
海鮮茶碗蒸し(800円)は海老、カニ、ウニなどこだわり具材がたっぷりの
豪華な茶碗蒸し!
熱々をスプーンですくって口に運ぶ。ふんわりとろとろで抜群のなめらかさ。
ダシの香りと上品な味わいにうっとり。
海老天ぷら(3本/1000円)は、火入れ加減が絶妙で、
若干のレア感もありながらの海老の弾力もあり美味しい。
追加で、芽ネギ(1貫/200円)を注文する。ネギの風味とシャキシャキした歯ごたえ、
食べた直後からまたすぐ食べたくなる。お寿司を食べた後の満足感たるやスゴイ。
明日への活力が湧いてくる。
お客様の要望に応えるための、親方の目配り、気配り、心配りが半端ない。
お客様の声を漏らすまいと、耳と目、全神経をフルに使っている。
かといって、気難しさは微塵も無く、
逆にお客様に愛される気さくな人柄が魅力なのである。
常連のお客様とのやりとりは、もはや親戚のような距離感でなんだかうらやましい。