top of page
Please reload

日常を忘れて至福のひとときを味わう

『 お寺Cafe 夢想庵 』

ゆっくり時が流れる純和風な佇まい

はじける笑顔で元気いっぱい迎えてくださるのはオーナーの杉田史さん。「 お寺 」と「 カフェ 」どちらも人が集う場所だが、杉田さんの魅力が人気に拍車をかけているのは間違いないだろう。味のある古民家風の佇まいで、広々としたお座敷には囲炉裏もあり、古き良き日本を感じる。カラフルでキュートな座布団やテーブルの上のステンドグラスをはじめ、店内のあちらこちらに可愛い雑貨が飾られており、心がほっこり癒される。日常の喧騒からはなれ、ゆったりと寛ぐにはもってこいの空間である。乾いたのどを潤すために注文したのは「 七不思議アイス珈琲 」このユニークなネーミングに心をぎゅっと掴まれたのは、わたしだけではないはずだ。聴くところによるとこの珈琲、飲めば無病息災という黄金水で淹れてあるのだそう。東京から取り寄せるこだわりのオーガニック珈琲は、香り豊かなすっきりとした味わいで、ゴクゴク飲んでしまう美味しさだ。

これで良縁にも恵まれる!?「 やくよけそば 」

店先には「 縁結びの欅 」と書かれた黒焦げのケヤキの木があり、2つのハートが隠れているそうだ。目を皿にしてじっと見続けようやく1つ発見。残りは次回の宿題としよう。そして、ここで外せないメニューはなんといっても「 やくよけそば 」。こちらは、ゆでる前のそばを副住職さんがお祓いしてくれているというのだから、ご利益がアリアリなのである。美味しく食べて、そのうえ厄除けも出来るなんて一石二鳥。個性的な黒い器に盛られた熱々のおそばは、海老天や仙台麩、山菜、ねぎに彩られボリューム満点。表面がつるっとしていて喉越しもよく、仙台麩の油ともよく合う。そういえば店頭には地域の特産品がずらりと並べられている。その中には、もちろん仙台麩も。地域愛にあふれた優しいあったかいお店なのだとあらためて感じた。

​『瓦』に盛り付けられた漢方牛と漢方豚。

心癒される手作りケーキと仙台麩パフェ

わあ!ケーキの皿とコーヒーカップの可愛さに思わず声が出る。「 ちえこのケーキセット 」は、チーズケーキとホット珈琲をセレクト。津波で被災した南三陸町の女性パティシエが作るチーズケーキ。ずっしりと濃厚だが、ほどよく空気が含まれていて、チーズの香りをふわりと広げ、珈琲との相性も申し分ない。ホット珈琲はアイスよりもさらに香りが際立っており、まろやかな味を楽しめる。

そして、満を持して登場したのは「 仙台麩パフェ 」。仙台麩のかりんとう、抹茶アイス、白玉だんご、餡子、抹茶ゼリーと盛りだくさん。仙台麩がサクサクのラスクのように甘いお菓子になるとは、予想外の発想に驚嘆する。お店でコトコト煮詰めた餡子の上には、ご祈祷した金粉がぱらっと散りばめられていて、金運アップも期待できそうだ。どれをとっても想像がふくらむ楽しいメニューばかり。パワーとご利益をいただきに、ふらっと立ち寄って、心ゆくまでくつろいでみることをお勧めする。

■SHOP DATA

【店名】お寺cafe 夢想庵

【営業時間】11:00~15:00​

【定休日】木曜日

【TEL】0225-68-2079

【住所】宮城県登米市津山町柳津字大柳津63

bottom of page