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​意外なのは料理だけじゃない!

 自らを「くされ親父」と称し、楽しい親父ギャグで場を和ませてくれるのは親方の相沢一智さん。『意外和食 ぴんち』の店名は親方の名前から由来する。約50年にわたり和食の道を極め続け、現在に至る。

 

 こじんまりとした味のある佇まいの店内は、妙に落ち着く。棚にはお店オリジナル焼酎「ぴんち」のボトルがずらっと並んでいる。

 

 

意外和食の登場!

 コース料理も2,500円からあるが(予約のみ)、今日は親方のおまかせでいくことにする。

 

 まず登場したのは、イカの塩辛。生臭さは一切無く、あったかいご飯に乗せて食べたい衝動に駆られる。すぐさま「ご飯あげようか?」と親方の甘いささやき。が、これからの絶品料理を考え、ここはグッと我慢。

 コンニャクとスルメの煮物はしっかり染みた甘辛い味がお酒に合う。

 ホタテのマリネはガーリック風味で、ホタテの甘さがより際立っている。酢でしめたはつか大根で口の中をリセットし、次の料理に備える。

 

 

熟練の料理人が創る和食を堪能

 「これがぬか漬け?」と思わず声を出したくなるのも無理はない。なぜなら、地味で茶色のイメージのぬか漬けだが、出てきたのは色とりどりの野菜でまるでサラダ。

 きゅうりや人参の他に、卵、エリンギ、長芋などおよそぬか漬けとは結び付かない食材ばかり。卵のぬか漬けは初体験だ。ぬか漬け独特の臭さが無くて旨みが前面に出ている。

 お次は、刺身の盛り合わせ。本マグロ、アジ、ホタテ、イカ。どれも旨いが塩釜の本マグロには驚いた。とろけて無くなるとはまさにこのこと。

 続いては、天ぷら。「熱いうちに食べてね」の言葉を受けて、急いで口に運ぶ。衣のサクッという音がまた美味しさを増長させる。やはり揚げたてが抜群に旨い。メゴチ、しいたけ、大葉、驚きなのはトマトの皮の天ぷら。意外すぎるが、加熱したことで甘さが増しジューシーで美味しい。天ぷらとは思えないさっぱり感。

手間暇かけた絶品料理!

 そして、ここに来てまさかの洋風テイスト。ブルーチーズの香りに包まれたゆで卵を割ると、鮮やかな半熟の黄身がとろり。ここまでの和食の味に変化球が投げ込まれた。

 食べきれなかったお刺身は、親方のご厚意で刺身からお寿司に生まれ変わる。手慣れた手つきでささっと握り、わたしたちに新たな幸せをくれた。

 

 ラストは、具だくさんのアツアツ粕汁でこれまた絶品!風味豊かでまろやかな甘さ。体が芯からポカポカ温まり、これからの寒い時期にはピッタリだ。

 デザートは栗の渋皮煮。デザートにも手間を惜しまないのは見事。渋さは無くしっとりやわらかい食感。たっぷりのホイップクリームで満足感は頂点に達する。この美味しさとボリュームでこの価格。県外からもわざわざ食べに来る方がいるのも頷ける。

          ■SHOP DATA

【店名】 意外和食 「ぴんち」

                                 

【営業時間】 17:00~翌2:00       

【定休日】     無休(元旦のみ休み)

【TEL】              090-6454-9303

【住所】          仙台市青葉区国分町2-13-28

                               ニュー若竹ビル1F

月刊飲食人

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