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ご夫婦で営む和食居酒屋『呑食 とみや』は今年の2月に国分町にオープンしたばかり。

白い暖簾をくぐると、店主と女将さんのあったかい笑顔が迎えてくれる。カウンター6席と小上がりひとつのこじんまりした店内は、今宵あっという間に満席になった。オープンして約半年とは思えないほど多くのお客様に愛されている様子がうかがえる。

冷たいビールをぐいっとひと口飲み、女将さんの美しい文字で書かれたメニュー表に目を通す。「お通し代、チャージ料はいただいておりません。ちょっとしたお通しをサービスでお出しします」の一文に店主の心意気があふれている。

この日のお通しは、カブとタコの煮物。タコは味がしっかり染みているにも関わらずとてもやわらかく、旨みが染み込んだカブも美味しい。これがサービスとは嬉しい限りだ。

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まずは店主おまかせの「刺身盛り合わせ」を注文する。大間の本まぐろのとろける旨さに感動する。本物の旨さに出会うと、人はウマいの一言しか出てこないものだなと改めて思う。石巻産の真ツブ貝・かつお・わらさ・こち・アカイカなど全て美味しい。盛付けの美しさを目で味わい、店主こだわりの新鮮な海の幸を舌で味わう、これぞ至福のひととき。

「えび新丈揚げ(750円)」は熱々のうちにハフハフ言いながらいただく。驚くほどふわふわの食感で、素材の風味と旨みを味わえる。

と、ここで、「あわび酒蒸し(1,300円)」を注文するも、大人気のためすでに完売。楽しみにしていただけに残念だが、次回の楽しみにとっておこう。

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「トマトおひたし(450円)」は湯むきされた丸ごとトマトが目にも鮮やか。優しいお出汁の味がトマトの甘さを引き立てている。夏にぴったりの涼しげな一品だ。サラダで食べるトマトよりも食べやすく感じたのはお出汁でジューシーさが増したせいかもしれない。

「穴子煮(850円)」は身が厚く、その照りが美味しさを物語っている。身がしまっていながらもふっくらやわらかで、ゴボウの良い香りがたまらない。

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「志波姫豚角煮(塩)700円」」、塩味の豚角煮とは一体どんな仕上がりなのか興味津々!醤油味に比べたら物足りなさがあるのではという予想に反し、塩味だからこその肉の旨みを感じられる。お肉の上に乗っているのは一緒に煮た梅干しを叩いたもの。梅干し効果でお肉の臭みはなくなっている。ズッキーニとオクラ、茄子で季節感を演出。一般的に角煮はバラ肉で作るが、あえて肩ロースで作っているため、脂肪が少なくさっぱり頂けるので、暑い夏にもおススメの逸品である。

最後は「親方特製つくね(750円)」をトマトソースでいただく。じゅわっと広がる美味しい脂とトマトの酸味がよく合う。たまらずビールをおかわりする。

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最初から最後まで期待を裏切らない旨さと、店主と女将さんの作り出すあったかい雰囲気に酔いしれた夜であった。

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■SHOP DATA
【店名】     呑食  とみや
営業時間】〈月〜木・祝〉18:00~00:00 (L.O.23:30)
      〈金・土〉   18:00~02:00 (L.O.01:30)
 
【定休日】 日曜日
【TEL】              022-721-1073
【住所】          宮城県仙台市青葉区国分町2-12-19
      仙台協立第3国分町ビル1F
               
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