top of page
Please reload

看板_-アトリエデリス.png

フランスで修業をした佐々木シェフが『アトリエデリス』を蔵王町にオープンしたのは今から17年前。店名には「デリシャスなモノを作っていくアトリエ」という意味が込められている。

 

お惣菜の販売やケータリングの他に、地域の「本物の味」を伝えるために料理教室も開催していて、その根底にはフランスの食育があるという。フランスでの食育の授業は、味の構成を体感させるものや、子どもたちに自分たちの住む地域の特産品は最高だと感じさせるものだったという。そして、料理人である自身は、農家さんに支えられていることを再認識し、農家さんの役に立ちたいという想いを抱くことになる。

P1280285.JPG

さっそくお惣菜を買い込み、盛付けに手惑いながらも準備完了。「ポークのリエット」はブランド豚JapanXを使用。くちどけの良い脂と豚肉の凝縮された深い味わいが口の中に広がる。しっかりとした塩味があるがまろやかで、グリーンペッパーの爽やかな香りとスパイシーさも印象的である。見た目は地味だが、このコクのあるペーストをバゲットに塗って食べると、その濃厚な美味しさをより一層感じられる。

P1280497.JPG
P1280516.JPG

「じゃがいものポタージュ」は、じゃがいもの甘みと生クリームのコクで、なめらかこってりな舌ざわり。とりのブイヨンが味に深みを出しているのだろう。ひと口ひと口じっくり味わいたくなる美味しさだ。

 

お次はメインの「ペッパーチキン」。香辛料とたっぷりの黒胡椒が効いたお肉はとてもやわらかく、シンプルながら鶏肉の美味しさを最大限に引き出した一品に仕上がっている。

P1280525.JPG
P1280530_edited.jpg

最後はとっておきのデザートをいただく。ブランド卵竹鶏物語を使用しているプリン「ふらんどふらん」はクリーミータイプではなく、わりとしっかりした固さがある。素朴な味わいで、どこか懐かしさも感じるプリンらしいプリン。大人も子どもも間違いなく喜ぶ味!

P1280279_edited.jpg

そして、お土産に購入した手作りクッキー「カ・デ」にはビックリ仰天!なぜなら、クッキーとは思えないほど強烈な固さだから。ころころとしたまん丸の可愛らしい見た目とのギャップが面白い。すぐに固さと勝負をするか、口の中で転がしながらココナツの香りをしばし楽しんで柔らかくしてから食べるか、迷いどころである。

P1280576_edited.jpg

本物だけを使って本物を作る、お客様を裏切らない誠実さを感じた。「お客様に喜んでもらえることが何よりも嬉しい!」と語る佐々木シェフの笑顔と、「心の美味しさ」とは何かを教えてくれたエピソードが胸に響いて忘れられない。

■SHOP DATA
【店名】    アトリエデリス
営業時間】  9:00〜19:00 
【定休日】   火曜日
【TEL】            0224-33-4377
【住所】          宮城県刈田郡蔵王町大字円田字東山28-13
               
bottom of page