気軽にフレンチを楽しめる
本格フレンチを楽しめる『フランス食堂 オ・コションブルー』は予約必至の人気店。ランチ時は多くの女性客で賑わっている。大町で3年ほど営業したのち、2009年12月に三越の隣りのビルの4階に移転。コションとはフランス語で豚の意味で、ヨーロッパでは青がラッキーの意味合いもあることに由来する。
最優先事項は「お客様が楽しんでくれること」ということもあって仲間とワイワイ楽しむための空間づくりと豊富なメニューも魅力のひとつ。「お客様に食べたいものを食べて頂きたい」「こんな料理もあるんだと知ってもらいたい」との想いが強い。食材を見極める確かな目と、海外や東京で積んだ修行による技術と自信が、絶品料理を作り上げる。となると、色々な料理を食べてみたくなるのが人間の性。3人それぞれ別のメニューを選ぶことに。1,780円(税別)コースは、「2種のオリーブの実とシェフ特製リエット」「パン」「本日のスープ」「本日の魚or肉料理」「本日のデザート」「コーヒーor紅茶」と盛りだくさん。2,500円(税別)コースはさらに「本日の前菜」が加わる。
旬の食材を活かした豊富なメニュー
まずは「シェフ特製リエット」をパンに付けていただく。凝縮したお肉の旨味がクセになりそうだ。「カリフラ ワーのスープ」はなめらかな舌ざわりであっさりとした柔らかい甘み。「トマトの冷製スープ」はトマトよりトマトを感じられる美味しさ。前菜は「本日市場より~白身魚のカルパッチョ エクストラバージンオリーヴオイル風味」をいただく。オリーブオイルの香りで新鮮なヒラメの旨みが際立つ。
メイン料理もどれも美味しそうで迷ってしまう。「岩手県産鶏モモ肉のコンフィ シュークルート添え」は網目状の焼き目が食欲をそそる。表面の皮はカリッと香ばしく、中はしっとりジューシー。骨付近の身もほろほろ取れる。シンプルな塩味でシュークルートのさわやかな酸味ともマッチ。「志津川産銀鮭 ホタテのポワレ レンズ豆の煮込み添え アサリのプロヴァンズ風ソース(+100円)」は大きな切り身が存在感を放っている。こんがり焼けた鮭の皮とふんわりふっくらの身にアサリの旨みソースを絡めれば美味しさがさら に膨らむ。「JAPANX豚の3種の調理法盛り合わせ(+300円)」の圧倒的なボリュームに驚きを隠せない。これはワインにピッタリの逸品。一品一品かなりの量で、みんなでシェアして食べるにもちょうどいい。