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 青葉区二日町にある『大衆ビストロ工房』は10月20日にオープンした日常使い出来るフレンチのお店。店名には「酵母」と「工房」と「COVO(イタリア語で隠れ家の意)」のトリプルの意味があり、店長とシェフが3ヵ月練りに練って決めたという。

 

 二人の出逢いはかれこれ9年前になる。その頃から、いずれは一緒にお店をやるというイメージはあったそうで、店長の阿部さんは、愛と情熱の料理人こと佐藤シェフを天才と呼び「彼の作る料理は全部旨い!」と絶賛している。そして、わたしたちの高まる期待は、その後確信に変わる。

 

 入口のガラス戸いっぱいに、白い文字がワイワイ賑やかに躍っている。なんだかこれから楽しいことが起こりそうな予感!店長自ら設計した店内は木目調でゆったりしたスペース。これなら大人数で来ても問題なさそうだ。

 フレンチに馴染みがない私のために、店長自らおススメ料理を選んでくれた。

 まずは、フォアグラ&コンビーフポテサラ(680円)。定番のポテサラになんと!!フォアグラとコンビーフを混ぜたペーストがドカンと乗っている。予想外のビジュアルに驚くとともに、これは大人が喜ぶポテサラだと実感する。

 次にいただいたのは、丸ごと秋刀魚のリエット(580円)。焼いた秋刀魚を丸ごと一匹ペースト状にして、チーズと香草とにんにくを入れたもの。これをたっぷりとパンにつけていただく。なめらかな口当たりと、凝縮された秋刀魚の旨みがクセになる。秋刀魚よりサンマを感じるかも!?

 そして、特に美味しかったのが、渡り蟹バターのバケット2枚(380円)だ。ひと口かじるとカニの旨みがたっぷりのバターの香りが鼻と口で爆発する。「ウマい!!」カニの味噌、身、殻まで余すことなく旨みを引き出したからこその濃厚さとコク。これはたまらない。おかわり必須の逸品である。

 ねぎまのすき焼テリーヌ(680円)も人気商品のひとつ。ペーストにした鶏肉とねぎをオーブンで焼いて赤ワインすき焼風ソースで仕上げている。真ん中に乗った卵黄をそっと崩してパクッとひと口。初めてお目にかかるのに、どこか懐かしさも感じるまろやかで甘めの味わい。これはワインにもピッタリだろう。素人目にもすべての料理に手間をかけているのが実によく分かる。

 他にも、青かびチーズグラタンや自家製ベーコンなど心惹かれるメニューがたくさんある。いずれは全メニュー制覇する気合いは十分!

 その熱が冷めやらぬ帰り道のタクシーのなかで、運転手さんに『大衆ビストロ工房』を猛烈アピールしたのは単に酔っていたからではないのは確かである。

■SHOP DATA

【店名】  大衆ビストロ工房

【営業時間】 17:00〜24:00(フードL.O.23:00)

【定休日】  日曜、他

【TEL】   050-3708-5020

【住所】  仙台市青葉区二日町18-22日

          東ハイツ1階C

      

         

月刊飲食人

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